2011/05/02

漢★梶原龍児 

4/30、個展3日目を終え、猛ダッシュで後楽園ホールに向かった。
目的は、キックボクシングのイベント、Krushの「初代王座決定トーナメント」を観戦するため。
今回、このトーナメントでは、1月の予選を勝ち抜いた選手が集まり、-55kg、-60kg、-63kgの各階級の初代王者を決める。元々3月19日に行なわれる予定だった試合だけど、先日の大地震でこの日の開催となった。
既に個展が決まっていて、また、開催時間も夜の8時までだったので、 急いでも会場に着くのは8時半。ぎりぎりまで、行けるかどうか分からなくて、でもずっと楽しみにしていた試合だったのでとにかくチケットだけは手放す事が出来なかった。
どの試合も楽しみだったけれど、一番の目的は、梶原龍児選手(-63kg)の応援。梶原選手にはこれまで5年間、キックボクシングの指導をしていただいている(私はフィットネスの範囲だけど。。)。そして常に有言実行をモットーにして来た熱い人間。1月に行なわれたトーナメント1回戦を勝ち抜き、今日の決定トーナメントへ臨む事となった。
1回戦の相手は才賀紀左衛門。1回戦は7時半くらいに行なうと聞いていたので、観戦はあきらめていた。だから絶対に勝って決勝に進んでほしかった。
8時少し前。観戦に行っていた友達から「勝ったよ」のメール。まずは突破。次の決勝は多分9時くらいの予定。嬉しくて、ギャラリーを閉めて速攻で後楽園ホールのある水道橋へ向かう。
走って会場に着くと、梶原選手の試合まで後3つくらいだった。間に合った事にほっとしながら自分の席へ。。
それにしても、会場は人であふれてる。後で聞いた話しだと、当日の立ち見券でさえ売り切れだったそう。
-55kg、-60kgと順に王者決定の試合が進み、いよいよ -63kgの決勝戦。梶原選手の相手は、同じチームドラゴンの卜部功也選手との同門対決。

詳細はうまく説明できないので省きます。

結果、梶原選手がKrush-63kgの初代王者に!
判定の結果を聞いて、本当に本当に嬉しかった!この人は本当に凄い。
今回のトーナメント参加選手はほとんどが20代前半で、梶原選手は最年長の34歳。
歳で気持ちを制限する気はないし、気持ちに歳は関係ないけど、とはいえ、スポーツで年齢は無視出来ない事の一つ。そんな中、梶原選手の勝利は、私を始め、たくさんの人にパワーをくれたと思う。


「オレら大人が頑張って、若い奴らに勇気とパワーを与えたい。オレらが頑張れば、若い奴らが夢を持って進む事ができる」(一字一句同じじゃないけど)
今回の勝利者インタヴューでも言っていたし、予選の開幕宣言でも、最年長の団長(?)として言っていた。

最初に聞いた時は、本当にそうだ、そうだ。と思ってずっとうなずいてしまった。


ちょっと前に、知り合いと話していた時に「若い人たちが憧れて夢を持てるようなかっこいい大人がなかなか居ない」という話しになった。格闘技の事を話しではなかったけれど、その時も、そうだなあ。。って思った。

そして今回。漢★梶原龍児。かっこいい大人誕生。
格闘技という限定された世界なので、興味ない人は全く興味ないと思うけど、でも、基本にあるのはどんな分野でも同じだと思う。
そして、今回の勝利は、若い人たちだけじゃなく、同じ30代、それ以上の人たちにも勇気とパワーを与えたと思う。私は確実に受け取った。
私もそんなかっこいい大人になりたいと思う。


という事で..梶原選手、おめでとうございます&ありがとうございました。
これからもかっこいい後ろ姿、見させていただきます。
押忍

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