2011/12/30

2011年 / almost the end of the year

2011年ももうすぐ終わる。早いなー。
もう年末だな〜と意識し始めた12月初めくらいから、あっという間に時間が過ぎた気がする。
去年に長年つとめた仕事を辞めて、今年の夏までは働かずモノ作り中心の生活をした。
とても充実していたと。思う。
稼ぎが無いので..慎ましい生活をしていたけど、すごく贅沢な日々を過ごした。


1月の初詣。近所の八幡宮で引いたおみくじは大吉だった。
年始は新しく引っ越しした工房での活動を開始して、2月には工房お披露目をかねてグループ展。
5月には個展を開催。たくさんのヒトに来てもらって、未来につながるたくさんの出会いと経験が出来た。普通に仕事をしていたら、多分ここまで満足の行く事は出来なかったと思う。
実家の畑で野菜を育てて、夏中美味しい野菜を楽しませてもらった。
新しい人たちとの出会いもたくさんあった。
昔からの友達や知り合いからたくさんパワーをもらった。
新しい仕事を初めて3ヶ月が経った。以前ほど工房に行って作業をする事は出来ないけど、前よりもっと優先順位を考えるようになった。毎朝オフィスから富士山を眺める事が出来て幸せ。
週2〜3回はジムで身体を動かしてるし、頑張ってるみんなを見て、またさらに頑張ろうと思う。


大きな災害があったり、シュウカツで落ち込んだり、家族が病気になったりと、どうしていいか分からない出来事もあったけど、親の事とか、家族の単位だとか、自分自身とか、ソコからまた色々考える機会が持てた。


自分でも、考え方がとても楽観的だなあと思う。
「楽観的」なのと「現実逃避」って少し似てる。気がする。私はどっちなんだろう。


でも、何より私は健康で元気に過ごしてる。
それは本当に幸せな事だよね。
来年も良い年になりますように。

It's almost the end of the year... Time flies so fast, especially from the beginning of the December.
As I think about 2011,  I had really good and meaningful year.
Last year, I have quit the job which I worked over 8 years.  I was out of job until this summer, but focused on  making art pieces at the studio.    Though I had no income, I had really good time then as I would not have chance to focus that much if I had a job still.  

At the very beginning of the year, the fortune said I had a excellent luck for the year.  It was the best start of the year.
In February, I had a group show with the studio mates after moving to the new studio.  
I had a first solo exhibition in May.   Having the solo show, I had great experience.
So many people came to visit the show during 7 days.   I had many encounters with wonderful people.   I would not have the same experience if I had a regular job then.  
I grew a lot of vegetables which I enjoyed eating throughout the spring and summer.
I started a new job about a few month ago.   Though I don't have time to go to the studio than before, now I think about "what my priority is?" more than before.  Which is good.  Also, I enjoy looking at Mt. Fuji every morning from the office in the middle of Tokyo.  
I go to the gym and work out a few days a week.

The earthquake in March, mom became sick,  job hunting...  There were some things which made me disappointed and depressed.    These things, however, gave me chances to think about my mom, family, and myself a lot.

I have to admit that I am an optimist in many ways, but I think its OK because I can enjoy my life that way.  

The most important thing is the fact that I am fine and happy.
Life is good.
I know that 2012 will be the good one as this year.    





2011/12/12

漢★梶原龍児2

12月9日。
今年の4月29日に、キックボクシングの興行、「Krush」の-63kgで初代王者となった梶原龍児選手が初防衛戦を行い、初代K-1王者の大和哲也選手を3−0で下し、初防衛戦の勝利を飾った。
本当に、本当に嬉しかった。
試合前、ずっとドキドキしてて、始まると1ラウンドからお互い様子を見ながらも打ち合っていってて、その度にハラハラしてしまった。
3ラウンド目はさらに激しい打ち合いで、大和選手もすごくガチガチ攻撃をして来てて、全く目の離せない攻防が続いた。だけど、最後の最後、3ラウンド終了間際。梶原選手の右膝で大和選手がダウン。 そのまま試合終了となり、梶原選手、文句なしで勝利!


勝利が確定した瞬間、梶原選手がチームドラゴンの前田先生と思わず抱き合ってて、その姿を見て本当に泣きそうになった。


私は北側で、回りは梶原選手の応援団。勝利の瞬間はみんな立ち上がって、回りの人たちとハイタッチしたり抱き合ったりして、喜びを味わった。泣いてる人もいた。それくらい、すごくいい試合を見せてもらった。
みんな、みんな、本当にパワーをもらえて、この喜びをシェアする事が出来て、本当に嬉しかった。
その気持ちを与えてくれる、そんな事をやってのけた梶原選手はすごい。


この日は梶原選手の35回目の誕生日。
この大会、最年長。戦う相手は年々若くなり、今は10代だっている。


梶原選手が言うように、「30代が頑張れば、20代とか、若い奴らが夢もって頑張れる。」。
本当にそう思う。そして、それがあるから30代だって、それ以上だって、頑張れる。


またしてもパワーをいただいた。
おめでとうございます&ありがとうございます。


これからも頑張る力をもらいました。

2011/12/07

富士山 Mt. Fuji

今働いてるオフイスは、都心だけど高いビルで、その37階。
回りも高いビルがあるけど、さすがに37階ともなると、ほとんどのビルを見下ろしてる感じ。
そこでの毎日の楽しみは、遠くに見える富士山を見る事。
特に冬の今、空気が澄んでいるので、本当にきれいに見える。
富士山の前には山々が連なっているのだけど、そのすぐ後ろに、真っ白な雪に覆われた富士山が人一倍大きくそびえてる。
本当に神々しい。
ついつい手を合わせてしまう。
ふと、昔昔に、高い建物の無い時代の事を思う。高い山のほとんどない関東平野に住んでいる人たちには、遠くにそびえる富士山は本当に神様のような存在だったのではないかなあ。
その情景を思い浮かべると、そんな富士山を見てみたいなと思う。なんにも無い所に富士山だけが大きく大きくそびえてる。どんな感じなんだろう。

富士山を見るとついつい拝んじゃうのって私だけじゃなくて結構居ると思う。
そんな時、「ああ、日本人だなあ」と思う。特に誰に言われた訳でもなく、なんと無く拝んじゃう。日本人に流れる神道の精神が土台にあるのかなあ。。。
「畏敬の念を抱く」という表現があるけど、私にとっての富士山はまさにそんな感じ。

明日は晴れて富士山が見れるといいな。

The office I work at is located in the middle of downtown Tokyo but on the 37the floor.   There are tall buildings around our building, but most of them are shorter than us.   
One of my favorite things there is that I can see Mt. Fuji from the floor.   
Since it is winter, the air is clear enough to see the beautiful mountain far faraway.  
There are mountain range laying in front of Mt. Fuji, and snow-covered Mt. Fuji is just there standing much higher than those mountains.  
So beautiful.  
So divine.   

Sometimes, I think about long time ago when no tall buildings are around and the only tall thing you see is Mt. Fuji from the Kanto Plain (Tokyo region).   I would imagine that the Mt. Fuji was almost like a God for those people...  I wish I lived in the era to see the mountain and have the feeling.. 

I think there are many people who feel the same way as I do toward Mt. Fuji, that you feel like pray for it.  And when I feel that way, I always think that I AM really a Japanese.  No one told me to pray for the mountain, but I do.  I think it is from the basics of Shinto,  which you do not learn but you gain as you grew up in Japan.  

I feel happy that I work where I see Mt. Fuji everyday.   Mt Fuji is definitely a lucky charm for me.   


2011/11/19

ブロンズ像の作り方3 / Bronze Casting 3

前回のブロンズ像の作り方2では、ブロンズ。。。というか鋳物で出来る事という事で、ブロンズ鋳造の際、作りたい型を高温で蒸発(ロスト)させる事が出来れば、通常使用するロウ(ワックス)以外の素材(木や布など)で型を作る事が可能とお伝えしましたが、今回はその「型」を作るための「型枠」について書きたいと思います。
同じ彫刻でも、木彫りや石像などは、そのとき作る一品だけで、量産対象ではありません。それに対して、ブロンズ像など、主に型を用いて作るものは複製を作る事が可能です。その利点を生かして量産する作家の方もたくさんいらっしゃいます。
私の場合、型枠は主に石膏やシリコンなどで作るので、何度も使用すると劣化しますが、ある程度量産も可能です。
ですが、小さなアクセサリーや雑貨類は別として、私は彫刻などは同じ物を作るのは好きではないので、基本的に作った型枠を再利用して同じ物を作る事はあまりしません。
ですが、せっかく作ったので、同じ型枠から型を作って作る作品もたまにあります。

写真は同じ型を使って作った2作品です。



同じ型を使っても、仕上げや台座の付け方、ちょい足しとかで、違った雰囲気のモノができたり、新しい発見があったりして楽しいです。
ブロンズだから出来る事。型だから出来る事。そんな事を考えながら作るのも面白いです。

Last time, I wrote about the bronze casting focusing on the materials used for model.   You can use not only wax (though it is preferred) but also materials comes from nature, such as wood, paper, flower, and plant as long as it is burnable.
This time, I would like to talk about the possibility of using mold.

In bronze casting, different from stone/wood curving, it is possible to make exact "copies" of your work by using the same mold you make.    There are many artists who make copies of his/her work using this ability.
I usually make mold using either plaster or silicone, so it gets old and weak as time goes by, but it is possible to use the same mold unless it breaks.

I make copies of smaller works such as accessories using the same mold, but I do not like making copies of the same sculptures so I usually do not reuse the same mold to make the copy of the one I already have.
However, I use the same mold to create something different.
The pictures above are 2 bronze sculptures made out of the same mold.
You can create something new by applying the different finishing and/or adding something extra.  
I always enjoy coming up the ideas of what I can do utilizing the ability of "casting".    Its more interesting :D

2011/11/08

作品 Recent works

ここ最近、作った物を全くアップしてなかった事に気づきました。。。まとめて紹介させていただきます。
Here are some of my works I forgot to post since my solo show.   

トレーwith Flying pig:トレー部分はシルバーメッキ、豚さんは真鍮のままです。ご注文をいただいて作りました。 Tray with flying pig : silver enameled copper with brass pig on top.  Made by order 

トレーwith Flying pig / Tray with Flying pig -close up

CDフレーム w/カエル 以前作った物ですが、ご注文を頂き追加で作りました / CD frame w/ frog : made by order


housing project w/ cats :照明プランターです。人バージョンはよく作りますが、今回は猫で。というご注文をいただき、作ったものです。猫作り、楽しかった。 Lighting & Planter with cats.  I usually make with people hanging.  This time I was asked to make with cats, and it was fun making cats.   



照明プランターの猫だけが欲しいとのリクエストを頂き。。。色んな所にぶら下がります。かわいいです。体長約3センチ。  I sell the cat individually as well.  It hangs everywhere.  so cute!   its about less than 2 inches. 

アクリルキーホルダー:同じデザインの指輪もありますが、これはキーホルダーです。この他10種類ほどデザインがあります。 key chain : comes with 10 different designs.  

ペンダントヘッド:スプーン 真鍮 / necklace : spoon  - brass 
まだ他にもアップできてないのがあると思いますので、順次アップします。
欲しいモチーフやデザインがあれば、ご相談いただければ対応いたしますのでお知らせください。リクエストに応じたモノ作りも楽しんでます。
I will post more works which I haven't posted accordingly.
I enjoy making things by order, so please feel free to contact me for any design or motif you may want me to make.

2011/10/29

きのこの授業  mushroom hunting

秋と言えばキノコ。
キノコでいつも思い出すのは、大学時代に取っていた生物学のキノコのクラス。
ちゃんと単位ももらえる(しかも4単位)れっきとした生物学の授業の一つで、とにかくキノコについてだけまじめに勉強する授業。
キノコの生態から環境、種類、そして学名、キノコについてあらゆる事を勉強。そして週末には山や海にキノコ狩りに行くという。。  


中でも、キノコ狩りは一番思い出深い。
みんなでバスで出かけていき、長靴を履き、方位磁石やかごを持って各自で山に入り、4、5時間後に合流というワイルドなモノで、最初は一人で山に入るのとか怖くて、あまり山道から離れないようにしていたけど、だんだん慣れて奥に進み、たくさんキノコを採取し、食べれる物は家に持ち帰って食べりした。
一番印象に残っているのは、学名をCatathelazma Ventricosum 、日本語でモミタケという食べれるキノコ。たぶん大モミタケいう種類だと思うけど、地表には傘だけ(直径10センチ以上)しか出てなくて、掘り進めると長くて太い幹(?)が隠れてた。採り出してみると、大げさじゃなく全長30センチ、太さ10センチくらいの巨大キノコが表れた。嬉しいやらびっくりしたやらで、しばらく呆然としてた。
その後家に持ち帰り、他にも取れたキノコと一緒に調理して食べた。モミタケはシナチクみたいに弾力のある食感で、本当に美味しかった。量も多いし。写真無いので、興味のある方は是非モミタケで調べてください。
その他にも、カリフラワーみたいな大きなボール型をしたキノコとか、一般的に親しまれてるGolden Chanterelles(和名が分からない。。)とかたくさん見つけて、美味しく食べたりした。


大学時代は面白いと思う授業をたくさん取ったけど、このキノコのクラスはダントツで思い出深い。
でも実は、最後の期末試験で赤点を取ってしまい、単位を落としてしまった。
なぜならテストはクラスの机に並べられた100個のキノコの学名(ラテン語)を当てるもので、私はそのうち30%くらいしか分からず。。。 しかも名字と名前、両方(多分、〜目〜科みたいなの)当てないと○をもらえない。。私が今でも覚えてるのは、さっきのモミタケと、よく見かける赤に白い点々の毒キノコ(アマニータマスカリーナといいます)くらい。(Golden Chanterellesは一般名で学名ではない) 30%当てただけでも自分を褒めたい。


最後は、みんなで育てた舞茸を先生が調理してくれ、みんなで食べた。
授業は落としたけど、キノコについて勉強するなんてそうそうないし、本当に楽しい授業だった。


そうそう、日本のお役所のどこかに、「きのこ課長」という、キノコを専門に扱う部署の課長さんが居る。と、お友達が言っていた。
なんだか楽しい。


its a season of mushroom.
The mushroom always remind me of the class I was taking in college.
I took "mushroom class" which is one of the biology classes for 4 credits.  Its a serious class you learn everything about mushroom.
During the class, we studied many things about shrooms, such as wild life, species, natural conditions.. so on.   Then, we used to go on the field trips on the weekend for mushroom hunting.  
That was my favorite of the class.
We go to the mountains and oceans by bus, then we go into the wild individually to hunt, then meet up again in 5, 6 hours later.
It was scary at the beginning as I was afraid of being lost in the mountain, but as I got used to it, it was getting so much fun to find mushrooms here and there.
One of my best mushrooms I found is Catathelazma Ventricoza, a giant mushroom looks like White Matsutake but a lot bigger.   I saw only the mushroom cap on the ground which was more than 3,4 inches, then I started digging and found really long and fat stem buried in the ground.   For real, it was more than 10 inches long.  
It's a edible mushroom, so I took it home and fixed with other mushrooms I found.  It was really fatty and tasty :)
Throughout the classes, I enjoyed many different kinds of mushrooms.

Though I had such a fun time in the class, I failed the final exam and could not pass the class.
The final exam was to identify "scientific names" of the 100 kinds of mushrooms lined on the class table.   I could identify only 30 to 40 of them, so I failed.    The only names I still remember are Catathelazma Ventricoza and Amanita Mascarina.. Thats it.

On the last day of the class, our instructor cooked the mushroom we grew and we all ate together.  It was really good.

Though I failed the class, I had such a fun time learning about the mushrooms.














2011/10/22

Autumn Display @ Cafe FUU 2011

作品展示等でお世話になっている茗荷谷のカフェ、Cafe FUUさんの店内ディスプレイを秋に変えました。 
The new Autumn display at Cafe FUU (Myogadani, Tokyo) is up.  




 Cafe Fuuさんでは今年の夏にお店を改装して、パティシェさんによるスイーツの種類を増やして、ケーキとかの生デザートのテイクアウトが出来るようになりました。
私はロールケーキをいただきました(写真取るの忘れたー)♪ 美味しかったですよ。
テイクアウトで、和栗のパンドケーキも買っちゃいました。明日食べるの楽しみ。
近くのインド大使館とか、お茶の水女子大とか、近くにいらっしゃる機会があれば、是非、立ち寄ってみてください。 
You can get the really tasty cakes at the cafe.   Now they have more selections of  many kinds of sweet cakes after their renovation this summer.  
I myself had a piece of pound cake with whipped cream.  It was so good.  I should have taken pictures, though.   
I also got a piece of chestnut cake :D  
Stop by for really good coffee and cake when you are around.  

2011/10/15

Thee Michelle Gun Elephant

解散しちゃったけど私の好きなバンド、Thee Michelle Gun ElephantのPVを久しぶりに見た。相変わらずかっこいい。
90年代後半、最高潮にかっこ良くて大好きなバンドだった。
その頃アメリカに住んでいて、どちらかというと洋楽が好きだったのだけど、たまたま日本に帰って来ていた時に、深夜番組で演奏していた彼らに釘付けに。
ボーカル/チバユウスケを始めみんなかっこ良いし、スタイル、音、歌詞、全部かっこいい。コアな音楽ファンはかなり異議有りだと思うけど、ギターの音がかっこいいと思ったのはこのバンドが初めてかも知れない。
部分的にかっこいいと思うバンドはいっぱい居るけど、久しぶりにどストレートに全部が「カッコイイ」と思えるバンドを見たと思った。 
その後アメリカに戻り、回りの音楽好きな友達に、ニッポンにはものすごいかっこいいバンドが居るんだ!!と、ミッシェルがどれだけかっこいいか吹聴して回り、ミッシェルは私の回りだけ局部的に有名になった。


既に人気バンドだったし、私はアメリカに居たしで、ライブに行く事は全く考えてなかったけど、ある日友達から、「今日レイコの好きなバンドがポートランドでライブやるみたいだよ」と教えてくれた。ライブ情報の載ってるフリーペーパーをチェックしたら、住んでた町から2時間ぐらい離れた町にあるバーのスケジュールに彼らの名前があった。なぜアメリカ?なぜポートランド?しかもローカルバー..半信半疑でバーに電話をして、真意を確かめると、本当に日本のミッシェルだった。 
バイトを早めに切り上げ、急いで車を飛ばしバーに向かった。
そのバーは、週末にローカルのバンドが何組かライブをしている所で、結構かっこいいバンドが出るので、たまに見に行ってた所だったけど、表の看板にミッシェルの名前を見た時は本当に嬉しかった。
わんさか日本人が来てる事を想像してたけど、どうやら情報が全然なかったみたいで(今みたいにツイッターとかないし)、私と他数名の日本人が居るだけで、後は普通に週末音楽を楽しみに来た地元の人たちだけだった。
日本人も含め、まだ客もそれほど多くなかったので、ミシェルのメンバーと写真を撮ったり、話をする事が出来て、本当に感動した。


彼らの演奏が始まると、お酒を飲みながら適当に聞いていた客が、「おっ?」という感じで続々とステージに近づいていった。興奮して、回りの知らない人たちに、「日本で一番かっこいバンドなんだ」と大得意で言い回った。ミッシェル目当てじゃない人たちが彼らの音楽を聴いて、楽しんでるのを見るのは本当に嬉しかった。


他にも何組かローカルバンドが出て、みんなかっこ良くて、しかもミッシェルのメンバーとお話できたしで、本当に最高の一日だった。
多分アメリカに住んでた中で、唯一特権だと思った出来事だと思う。
久しぶりにライブの時の写真を見て、思わずスキャンしてデータ化してしまった。。。。









I happen to watch the PV of the legendary Japanese rock band, "Thee Michelle Gun Elephant".   They were popular back in late 90's and they were the coolest Japanese band ever, at least for me.  
I lived in the states during the time, so I was not really interested in Japanese music then.   I, however, was glued on the TV screen when I saw them for the first time on TV when I was back in Japan for a few month.   They were sooo cool.  I thought it was a first time for me to see the straight up "Cool" band.   I became a big fun of them since.  
As I returned to the states, I told my friends who are into music about the coolest Japanese band how cool they are.

Since they were already super big in Japan and and I was in the states, I did not expect to see their show.  One day, however, my friend called me up saying "I think your favorite band will play at the bar in Portland tonight."    I did not really believe him first as I could not see any relation of them with the states, Portland, and the local bar (more like tavern..) .  So I called the bar which is 2 hours away from where I lived, to find out if it was true or not.    Then I found that it was true!   I was so happy and excited.  I rushed to the bar after work and so happy to see the sign at the bar saying " Thee Michelle Elephant Gun", though the order was wrong.   The bar was one of my favorite bars in Portland as they have shows of cool local bands on the weekends.

The bar was filled with locals who just came to enjoy the music on the weekend.  
Since there were not many Japanese people than expected, I got to talk to and take pictures with the band members!  

As they start playing, the customers who were just hanging out at the bar start heading to where the band were playing, seeming they got attracted to the music.  
I was soooo excited and could not help telling people around me how cool they are and they are the coolest band in Japan.
I was also excited to see the people who just happen to be there to enjoy weekend got attracted to their music and enjoy them.  

What a privilege it was to see them that close!  I believe it did not happen if I was in Japan.
I found some pictures from the night and I could not help getting scanned copies of them...

2011/10/07

R.I.P Steve Jobs

 アップルの創業者のスティーブ・ジョブズ氏が5日亡くなった。
 8月いっぱいでアップルの経営から手を引き、病気療養に専念するという事だったけど、そのとき既にいっぱいいっぱいだったのだなと、改めて思った。悲しい。
 それほどきにかけていた訳では無いけど、改めてニュースで知ると、とても悲しい気持ちになった。


 世間でも言われているけど、ジョブズ氏はプレゼンが本当にうまい。
 私が初めて意識した彼のプレゼンは、iPod nanoの発表。
 ジョブズ氏が、ジーンズについてる小さいポケットを指差して、「私は今まで、このポケットに何の意味があるのだろう、と思っていました。」と言うと、ソコからiPod nanoを取り出して、「これを入れるためにあったんです!」。
 たまたま見たそのプレゼンに引き込まれ、最初に思ったのは「おしゃれ!」の一言だった。なんておしゃれで面白いプレゼンなんだろう。 
 既に5年前にはなってるかと思うけど、未だにそのプレゼンは覚えてる。それくらい衝撃を受けた。


 発想、デザイン、最先端技術。。アップル社というかジョブズ氏の功績は本当に凄いのだと思う。だけど、私は何よりも、見てるだけでワクワクする彼のプレゼンが本当に好きだった。
 「人をワクワクさせる」
 私の勝手な解釈だけど、その気持ちが、製品開発の機動力だったのではないかと思う。
 その気持ちが人に伝わるし、デザインから機能に至るまで、製品にも表れるから、これだけたくさんのアップル製品ファンがいるんじゃないのかな。
 そして何より、製品から出る視線が優しい。
 すごくおしゃれなデザインは、機能をそこまで意識しない私でも手に取りたくなる。
 押し付けがましくない、「ITオンチ」をないがしろにしない、色んな人に向けた優しい視線な気がする。だから、これだけたくさんの人に好かれて、大きな会社になったんだと思う。たとえそれが経営戦略だとしても、受け手も送る側も、お互いにハッピーになれる戦略。 


 そういえば、初めて使ったパソコンはマックだった。 その後回りのデザイン関係の友達が続々とimac97を使い始めて、そのデザインに衝撃を受けた。意識した事無かったけど、今思えば、マックには衝撃を受けてばかりだったな。そんな人、多いはず。


 色んな人が色んな意見を持ってるとは思うけど..
 ワクワクさせてくれるかっこいい大人がまた一人居なくなってしまった事が寂しい。


 Rest in peace, Steve Jobs.  

2011/10/05

秋到来 / Summer is now over

 5月の苗上から始まって、夏の間中母に代わってずううっっとお世話をして来た実家の畑が、そろそろ終わりを迎えます。
なす、キュウリ、ピーマン、シシトウ、プチトマト、さやえんどう、ジャガイモ。。。特にお世話もしてないのに、夏中ずっと元気に育ってました。
食べきれないほどの量の野菜が採取できるので、どうやって食べきるかぼやいてた時期も会ったけど。。。今はなすとピーマン、シシトウのみが細々と育ってるだけになっちゃいました。その子達も最近の寒気で成長がほぼ止まってしまった。次の週くらいで収穫も最後かな。
 本当はまた畑を耕して、秋冬の野菜の苗を植えればまた違うお野菜が育つけど、週1しかお世話してあげられないので。。。この夏で一時打ち止めです。
ちょっと寂しいけど、美味しいタイミングで食べてあげられないのもツライ。なので。。。
 来年にはまた母に監督してもらえそうなので、半年後くらいにジャガイモでも植えようかなと思います。

 Now the summer is over, and my vegetables which I was growing at the garden on behalf of my mom since the beginning of the summer are almost finished.
   Eggplant, cucumber, green pepper, tomatoes, peas, potatoes..  I enjoyed many kinds of vegetables through the summer.   Sometimes I had too much of them to eat, but now I only have eggplant and peppers only in the garden.  Even then, due to the cold weather we've been having these days, they have slowed growth...
I guess that the next week will be the last chance to pick vegetables, and I should close the garden.  
  I can cultivate the garden and plant winter vegetables, but I think I should not grow more vegetables this time because I can visit the garden only once a week and I feel bad for not caring and eating at the best timing.  
  I think about planting potatoes maybe next year under my mom's supervision when she comes back.  

2011/09/21

ブロンズ像の作り方2 / Bronze casting 2

  前回ブロンズ像の作り方について、ざっくり(もう、本当にざっくり)記載しました。今回はブロンズ像。。。というか、鋳物で出来る事について書こうと思います。


 ロストワックス製法では、①作ったロウ型(ワックス)を耐熱石膏で固め、②釜で石膏内のロウを蒸発(ロスト)させて、③そのロウが蒸発して無くなった所に溶解した金属を流し込む(鋳込む/いこむ)。 
 というのが大まかな工程になりますが、作りたい形が「蒸発する」(ロストする)というところがポイントの一つです。通常ロウを使って型を作りますが、高温で蒸発させる事が可能なモノであれば、鋳物として制作可能です。
 学生時代の友人が、よく本物のバラに湯道(金属の通り道)をつけて、石膏で固めて鋳込みをしていました。本物そのままのブロンズのバラが出来上がります。花びらが繊細過ぎるので、耐熱石膏で回りを固める時と鋳込みに高度な技術と慎重さが求められますが、可能です。その他、木片や麻など、自然素材で蒸発する物であれば鋳物にできるので、作成したロウ型と組み合わせたりする事で制作する可能性が広がります。

 私もこれまで木の枝、コーヒーマメの麻袋などを作品の一部として使用しました。色々出来て楽しいです。
 木とか自然素材だと、繊維が炭になったりして釜の中が汚れやすくなってしまったりするので、もしお試ししたい場合は、鋳造屋さんに事前に相談する事をお勧めします。


麻袋でドレスを作り、ロウ型の人物につけて一緒に鋳造。Dress was made of Coffee bean bag attached to the wax model, then casted into bronze. 
作品の一部。本物の枝をブロンズに鋳造しました。枝の表面の細かい模様まで再現されています。This is a casted bronze twig.  You can the detailed pattern of bark on the surface. 


  私は主にブロンズ鋳造をしていましたが、その他、金、銀、アルミニウム、真鍮、すず、鉄、どんな金属でも鋳造できます。それぞれ金属の特性があるので、出来る事が限られたりもしますが、鋳物で出来る事がたくさんあります。
  金の松ぼっくりとか作ったりしたら楽しいかもしれません。
  彫刻には木彫、石、彫塑など様々な表現方法がありますが、せっかくなので、鋳造だから出来る事。とか、素材や手法を考えてモノ作りをすると、可能性が広がって楽しいです。

   Today, I would like to share the possibilities of casting, following my last blog.  
   As I stated, the steps of bronze casting (for lost wax) are : 
   a.  make wax model then cover by silica sand mixed plaster 
   b.  burn out in the kiln over night to let the wax evaporated
   c.  pour the melted bronze into hole where the wax was evaporated

   For the lost wax casting, the model doesn't have to be wax though it is preferred.  you can cast "anything" as long as it is burnable and evaporates in the kiln. 
   A friend of mine in the college years used to make a "bronze rose" out of the real rose.   It takes patience and high skill as the petals are really fragile, but it's possible.   Anything burnable came from nature, like woods, hemp, grass, can be casted into metal, so it would be fun to mix them with wax model..  
   I myself used those natural materials, such as coffee bean bag and twig as part of my works.   It is fun to mix different materials as part of the model.    
   Here I wrote about bronze casting, but you can cast into any metals, like gold, silver, brass, iron, aluminum, lead...  Each metal has different characteristics, so some technique cannot be applied depending on the metal.  However, I love how much possibilities the casting has.  
  It would be fun to make a golden pine cone or something  :)  
  
  There are so many ways of expressing by "sculpture".  Some may express with wood, stone curving, Some may make cray figures...     With any materials and methods, I always like thinking of  "what can I do utilizing this particular methods?"   I like seeking the possibilities out of what I have already.     

2011/09/06

ブロンズ像の作り方 / Bronze casting

Life with metal というタイトルなのに、なかなかモノ作りを題材にした日記が書けていないので。。。今日はブロンズ像の作り方をざっくりと、書こうかと思います。
ブロンズ像はいわゆる「鋳物」で、日本でも仏像だったり、美術品だけでなく、工業製品だったり(例えばマンホールのふたとか)、あらゆる所に鋳物製品を見る事が出来ます。
ブロンズ像は大昔から作られているので、時代とともに技法も様々に変化して来ました。
とは言っても、実は歴史とかあまり詳しい事は知らないので、ここでは、私の知っている「ロストワックス製法」について記します。
この製法の大まかな流れは、
①キャンドルとかの材料であるロウ(ワックス)で自分の好きな型を作り、
②その型を耐熱性のある石膏で固め、
③そのロウ型の入った石膏を釜に入れ、中のロウを蒸発(ロスト)させ、釜から出し、
④そこに高温で溶解した銅(ブロンズ)を流し込む。 
⑤石膏を壊して中からブロンズを取り出し、表面をきれいにして出来上がり。
というものです。シルバーとか、ゴールドとか、よくあるアクセサリーとかも素材と精密さが違うだけで作り方はほぼ同じです。
ロウで好きな形さえ作れば、後は型にはめて金属を流すだけなのですが、ロウ型を作る際、私はまず粘土で形を作り、そこから石膏型を取って、その型に溶かしたロウを流し込んでロウ型を作ります。作るものに寄ってはそうする事でロウ型を軽くし、使用するブロンズの量を調整したりできるし、同じモノをたくさん作る事ができるのですが..まとまらなくなりそうなので、、あまり詳しくは書きません。


ブロンズを流した後、十分冷えてから耐熱石膏を砕くと中からロウで作った形と全く同じブロンズ像が出て来ます。このままでは湯道と呼ばれるブロンズの通り道など、邪魔な物がたくさん付いてるので、そういった余分な部分を取り、表面をきれいに仕上げて出来上がり。
最後の色づけは、一般的なのは、パティーナ(日本語が分からない。。)と言う技法で、色んな化学薬品を使って、金属との化学反応で色を出します。例えば、硫黄を使うと茶色〜黒に変色します。大昔の発掘された青銅の鐘とかありますが、多分、元々あの色ではなく、長年土中の化学物質にさらされた結果、あの色になったのだと思います。いわゆる金属の腐食です。


こんな感じで作られていきます。
同じ彫刻でも、木彫などに比べて工程が多いように思われるのですが、私はどの工程も面白いと思います。
以前も書いたけど、ブロンズ像というと敬遠されがちなのですが、結構たくさん出来る事があります。化学実験にも似てたりするし。もっと身近で安価になるといいなと思いつつ。


あまりまともな写真が無いけど、、、一応写真解説。
工程①すべてロウで出来てます。赤っぽい所が、本来作りたい所で、カップやその他のチューブみたいなのとかは、湯道と呼ばれるブロンズの通り道。この後、カップから下のチューブまですっぽり耐熱石膏で固めます。Wax piece with sprues.  will be covered by plaster mixed with silica sand.    

工程④すでに②も③も終わった状態。溶かした銅を流し込みます。Wax in the plaster has been evaporated over night.  Ready to pure melted bronze. 

工程④のあと。十分冷えた後に、耐熱石膏を割ると、中から①でロウの部分がすべてブロンズになった物が出て来ます。カップもブロンズになってます。 Breaking the plaster after cool-down.  You see all the sprues and cup are also casted into bronze.  
余分な部分を全部取り除いて、着色して出来上がり。 Finished piece after removing all sprues and cup and cleaning the surface.  



As the title of the blog indicates, I should be writing more about making something with metal... instead of writing too much about my garden and good fighters... So, I am writing about bronze casting this time.

Not only the art works, "casting" is very popular seen in the daily life, such as industrial works like lit for the manhole.
As for the bronze casting, there are different techniques used in different occasion time to time.  I, however, am not so familiar with the history of bronze casting, so I write about "lost-wax technique" here.

To make it simple, the steps are as below.
1.  Make any shape you like in wax
2.  Cover the wax piece by silica sand mixed plaster
3.  Put plaster into the kiln to evaporate the wax inside the plaster
4.  Set the plaster in the sand for safety and pure the melted bronze
5.  Break the plaster and take the bronze piece inside.  Clean the surface.  Finished.
It is almost the same method as making the silver accessories if you are familiar with it.
You can start with making wax piece first, but I often make cray piece first and make plaster mold out of it, then make the wax piece from the plaster mold.   This is to work on the details and make the bronze piece right and also for the other reasons..  but I won't go details here.

After removing all the bronze sprues and flashings from the surface, you will color your bronze piece with "patina" technique.   This is to color the surface by the chemical reaction of metal and chemicals.   Bronze changes into brown-black with liver of sulfer, for example.   You can change into various colors by using and mixing different chemicals and heat.

There are many steps and techniques involved in bronze casting, it seems, but I enjoy every step.
Hope bronze casting become more popular and cheap as it has lot of possibilities.

2011/08/30

仕事 Being professional

先日、ふすまの引き手を作って欲しいという依頼を受けました。
やり始めたものの。。思ったよりも難しく、何度も作り方を変える事に。

そして、たくさんのアドバイスと手助けにより、本日ようやく完成、納品しました。
依頼者の方にはとても喜んでいただいたので、一安心。
この引き手は、日本のどこかの古いお寺のふすまに使われる予定です。今後お寺が続く限り残ります。とても嬉しいお仕事をいただきました。

完成したのは本当に嬉しいけれど、今回の制作にあたっては、自分の未熟さと浅はかさをいやというほど思い知りました。
自分の技量とモノを見る目。自分の感覚。そのすべてにおいてもっともっと磨かないと行けないと思ったお仕事でした。
反省しつつも、これからも自分のスキルをあげていける様頑張ります。
「仕事」とは。。。。ただ一言。きっちり仕上げる事です。今回の事をふまえて今後も前向いて進みます!

I got an order to make one of the handles for Japanese style door at the old temple somewhere in Japan.   It was a way harder to make than I imagined, so I had to change the making method many times.
I finally finished making it with lots of help, and I was happy to see when client was happy with it...
I feel honor that this handle will last as long as the temple last...

Though I am very happy to finish this, I really felt how unprofessional I was.
I really need to work hard and get more skill... If I knew myself (and/or my skill) a bit more, I could finish it a bit earlier without help from other people.

Being professional is hard but I should work hard so that I can be proud of my work.
This work made me think a lot, but I move forward.

2011/08/06

ここの所続く変な天気。
晴れてたと思ったら急に雨が降ったり。。。土砂降りだったり。。
すっきりしない天気が続くなあ。。。と思ったら。

taken Aug. 5 in Shinjuku, Tokyo
目の前に凄い光景が!

ものすごく暗い雨雲が広がっているのに、ビルには青空が映ってる。
後ろを見るときれいな青空が広がってました。
なんだか現実とは思えない光景。
暗い雲と青空。不思議で素敵な光景に思わず興奮して写真を撮ってしまった。
自然と人工物のコラボ。高層ビルを見る楽しみが増えました。

Recently, we've been having really strange weather.   It is sunny in the a moment ago then rains really heavily all of sudden...  
Yesterday was the same.

As I was walking the Shinjuku, one of the biggest downtowns in Tokyo and saw this amazing scene.   I saw really dark heavy cloud in front of me but beautiful blue sky reflected on the buildings.   As I turned around, I saw blue sky.  
It was really amazingly beautiful look and I could not help taking picture of it...

It is really amazing what the nature does sometimes, and this time is collaboration with man made buildings..
It looked so unreal but real.   Makes me think,,,, how can I be sure what I am seeing is real or not..
Now I can enjoy walking in the skyscrapers.

2011/08/01

Gary

大好きなゲイリーが亡くなった。

と、いうか、ゲイリーがゲイリーが亡くなっていたことを、つい、最近知った。
2年前の秋、69歳の若さで亡くなってしまった。 

ゲイリーはアメリカで通っていた大学の美術のアトリエにいつも居た人。 
彫刻家ではあったけれど、先生でもなく、助手でもなく、ただいつもそこにいる人だった。
以前は彫刻のクラスを教えていたらしいと聞いたことがあったけど、私が通い始めた頃には、教えるでもなくそこにいて、アドバイスが必要なときには教えてくれたりする人だった。
いつも、取り留めもなく、いろんな冗談話をずううううううっとしてる人だった。
いつも気にかけてくれて、困ってたりするといつもアドバイスをくれて、落ち込んでたりイラだったりしてると、いつも冗談ですべてを吹き飛ばしてくれた。

日本に戻ってきてから早10年。その間会ったのは、5年前、母校を訪ねたときの一度だけ。久しぶりの再会にうれしくて抱きついて、涙が止まらなかったのを覚えてる。

本当にさみしい。いつも居るもんだと、いつか会えるもんだと思ってた。
サンタみたいな風貌で、ベトナム戦争とヒッピー時代を地で行き、明るくて、みんなから愛されていて、話が長いのが欠点くらいで、本当に気持ちの暖かい彼が大好きだった。

ゲイリーに会えなくなることを考えなかった自分が悲しい。
自分も歳をとって行く分、自分の好きな人たちに会えなくなる可能性なんて、当たり前にあるはずなのに。

HPを作ったとき。日本で初めてブロンズ鋳造したとき。
常に考えていたわけではないけど、ゲイリーの事は折に触れて思い出してた。
連絡したいと思った瞬間は何度かあったのに、そのたびに、「また今度」って思ってた。

ゲイリーに一言だけ、「まだ作ってるよ」って伝えたかった。
そして、ゲイリーの見たことない新しい作品を見せて、褒めて欲しかった。
昔みたいに、冗談にしながら、でも、「いいピースだね」って言ってもらいたかった。 

見てるかなあ。まだまだ作るよ。

改めて「また今度」なんて無いってことを実感した。
だから、まだ会いたいとか、伝えたい事がある人たちがいるなら、その時につなげないといけないんだと本当に思う。

ゲイリーは本当に本当にたくさんの人に愛されてた。
今年7月14日、ゲイリーの誕生日。たくさんの人たちが、彼の誕生日を盛大に祝ったらしい。そこに私は居なかったけど、次にまた行く時には、手紙と、彼の見た事無い作品の写真もって、彼の所に遊びに行こうと思う。

ゲイリー、気づけなくてごめんなさい。
たくさん色んな事を教えてくれて、楽しい時間をありがとう。いっぱいほめてくれてありがとう。
これからもいっぱい作って行くね。

改めて、お世話になった先生方にも会って、今の自分を見せたいと思う。



I recently found out that my dearest friend, Gary, has passed away 2 years ago at age 69.  
I was very very shocked when I found out, and I could not help myself crying.  


He was a "guy lives in the art studio" of the college I went to long time ago.  I heard that he used to be a sculpture instructor there, but he was not a teacher there anymore when I went there.  He was just there hanging out talking to people and help them when they need help. 
He was a great sculptor and I really liked his work.    
He had very warm heart and gives jokes all the time which I did not understand most of the part. 
He was so lovable, and of course I liked him a lot.    
Whenever I was in the bad mood, he jokes around to make me laugh and/or cheer me up.  
He liked my work which encouraged me a lot, too.   


It has been over 5 years since I saw him last.   That was when I visited the college to see who's around.  I saw him then for the first time in 5 years since I left the town to come back to Japan.  
I remember being so happy to see him and I cried a bit as I was really happy.  


Though I did not stay in touch with him this past 5 years, I thought about writing him time to time such as when I made my own home page, new sculptures, casting bronze for the first time in Japan.. and so on.   But I never did thinking "I do it later..".
I stupidly assumed that I would see him again.  


As I age, people age, too.  I should have known that.   Known that your loved ones age, too.   So there is no such a thing, "later".  


I really wanted to see him and tell him that I am still making pieces.  
I wanted to show him my new works hoping him saying "It is really nice piece" like old times.  


Gary.  
Thank you so much for everything.  I am sorry that I did not realize until now.  
I will visit you next time and show you my recent works. 
And I know that I continue making something until I get tired like you. 
Again, thanks a lot.  You mean a lot to me.  

Well, I don't need more regret, so now I write a letter to my teacher and show him how I am doing here in Japan. 









2011/07/22

Summer Display @ CAFE FUU

作品展示やイベントでいつもお世話になっているCAFE FUUさん(http://www.cafe-fuu.com/)の店内ディスプレイを夏仕様に変えました!
いつもいつも季節が始まってからの模様替え。。今回こそは早く。と思ったけどいつも通り遅くなってしまいました。。





これまでの旅行や日々の中で撮り集めた夏らしい写真だけを集めてみました。
中にはデジカメの無い時代に撮った大昔のキャンプの写真とかもあって、楽しみながら素材選びをしました。
また、旅に出たいな。
お店に来た人が夏を楽しみたいと思ってくれたら嬉しいです。

Just renewed the Shop Display of CAFE FUU where I exhibit my art works time to time.   It is a summer display and I was supposed to change it earlier, but again, I was a bit late to do so...  
I had lots of fun selecting summer pictures from my album.  Some of them were from over 10 years ago when I still used the regular camera with actual film.  
By looking at the pictures, it really made me feel that I wanna go on the trip again..

I hope people enjoy the display and hope they would feel that they wanna enjoy their summer, too :)

2011/07/09

必要なのは雨と太陽2/Bucketful of Potatoes!

前回のブログでも書いたとおり、今週末はジャガイモを収穫してみた。
ジャガイモの葉っぱが枯れてしばらくした頃が収穫時期と言われていたので、枯れた葉っぱの下、とりあえずスコップで慎重に掘って見ると、地表からそれほど深くない、5センチ〜10センチくらいの所にゴロゴロと大きなジャガイモが!
お店で見るような普通のジャガイモがたくさん出て来た。
1部だけ掘るつもりが、どんどん出てくるのが面白くて、結局2列あるうちの1列すべてを掘ってしまった。多分大小取り混ぜて50個位にはなってたかも。。。
掘り終わった後は汗だくで、しんどかったけど、充実感。

その他なすやシシトウも元気に育ってた。
今週末はまた残りのジャガイモを掘って、他の野菜も収穫する予定。


This weekend, I dug out a lot of potatoes as they were ready to come out. 
It was first time to do it myself, so I was really excited to see how it is growing in the soil.
As I dug, I kept finding just regular potatoes you see in the store more and more. 
I started to have so much fun finding them, so I ended up getting half of what we have in the garden.  I think there were more than 50 potatoes, mix of big and small ones. I got a bucketful of potatoes!!
All the potatoes look healthy and sound :)
I am ready to get more of potatoes and some other veges, like eggplant and peppers this coming weekend.  

2011/06/30

必要なのは雨と太陽 / all you need is a bit of rain and sunshine

気がついたらもう6月も終わり..今月はとっても早かった。
夏至も過ぎちゃったし、今年も半分が終わる。残り半分楽しもう。

最近実家で趣味で借りている畑の世話をしてます。
いつも世話をしている母にやり方を聞いたりして、なんだか見よう見まねでやってます。
スナップエンドウがちょうど1ヶ月くらい前に収穫時期を終えたので、畑を耕して、ピーマン、なす、キュウリ、ミニトマト、シシトウの苗を植えました。
ずっと天気がよくなかったけど、それなりに成長して、先日初ピーマンを収穫。
オーブンで焼いてショウガ醤油で試食。味は特別ではないけど、自分が育てた分、ちょっと嬉しい。
ミニトマトは苗の時点で実のついているのがあったけど、未だに赤くならない。
太陽が少ないからかな。
シシトウは小さいのが育ってる。キュウリとなすはようやく花が咲き始めたので、そろそろ実がなるかな。
週末しかお世話できないから、急激に成長しちゃうとちょっと心配。
今日も凄く暑かったけど、最近太陽が出てる日が増えたので、今週末は他の野菜もたくさん成長している気がする。。
それとずいぶん前に植えたジャガイモがそろそろ収穫時期を迎える。
今週末は忙しい。





I've been taking care of the vegetables in the garden near my parent's house. 
My mom is usually the one to take care of, but I am helping her this year under her supervision. 
I planted green pepper, tomatoes, cucumber, egg plant and some more about a month ago, and now they are growing a lot. 
We did not have enough sunshine for a while, but it has been nice and shiny (and extremely hot), so I am expecting they will be a lot bigger than last weekend..
Last weekend, I picked a very first green pepper and cooked for myself.  Though the taste is nothing special, I felt special to eat it first. 
Other vegetables are almost ready, too. .. hopefully this weekend...

I can only go on the weekends, so I feel a little anxious that they may have grown too big by now....  well, as long as they are standing straight, that should be OK. 
This weekend,, the potatoes which were planted a long time ago should be ready to be dug. 
I guess I will be happy busy this weekend :)

2011/06/11

さよなら そら食堂 / Sora Shokudo forever!





昨年11月に友達がオープンしたばかりのカフェがさまざまな事情で6月5日をもって閉店してしまった。

吉祥寺・井の頭公園のすぐそばで、黄色い派手なワゴンでレゲエをかけながら、ジャマイカ発祥のジャークチキンサンドをメインに販売してました。
そら食堂という名前の通り、建物はなく、駐車場の敷地に手作りのテーブルやベンチ、テントを並べたカフェで、吉祥寺や井の頭公園の緑に合う、すごーく自由な場所。
ウッドデッキを作り、テントを建て、ちょっとずつ居心地の良い空間を作って行き、冬もストーブやビニールの囲いでしのいで.. そんなふうに少しずつ手作りで出来上がって行くのを見ていたので、いきなりの閉店は結構ショック。せめて夏を越してほしかった。青空の下、蝉の声を聞きながら、暑い野外でのビールとジャークチキンはおいしかっただろうな。
一番残念なのは本人だとは思うけど。。
一人でふらりと行く事が多かったので、楽しい人たちともたくさん出会った。
これからも続く関係を築けただけでもそら食堂は私の中で大きな意味を持つ。

最後の日は、常連さんや友達がたくさん集まり、そら食堂を楽しみました。
ラストは世界を放浪して来たレゲエミュージシャンのフラさんが、25年前に井の頭公園で歌っていたという、すっごいかっこ良くてハッピーな曲で締めてくれた。
青ちゃん、さおりちゃん、ありがとうね。今回は一旦さよならだけど、これからもよろしくー。これからの活躍を楽しみにしてるよー。


For many reasons, my friends' cafe, Sora Shokudo, had to close down last weekend.  It has been only 7months  since its open in last November... It was sad to hear the sudden news.

It was an open-air truck cafe located just by the really big park, Inokashira Park in Kichijoji.  Main menu was Jamaican Jerk Chicken Sandwich, and it was really fun place to hang out.  No walls, but just tent, tables and benches.  The atmosphere was just perfect to have good time.   
It was really a hand-made cafe. It started out only with a yellow truck, then build a wooden deck, tent, and more to make it comfortable.  
It was covered by the plastic curtains to keep away from the cold air during the winter.   They made many arrangements time to time to make things better. 
Because I've been seeing their challenges and improvements, it is sad to see them leave so fast..   I wanted enjoy summer there.  It would been great to have a glass of beer and jerk chicken sandwiches under the sun...  It is pity, really. 

There, I met many fun people, too. 
On the last day,  all the regulars and friends partied and enjoyed the last hang out at the cafe.
The party went on for long time, and I am sure everyone had great time drinking, eating, talking, singing, laughing and sharing. 


Again, it is pity, but I really want to say thank you for all the power I got and meeting with new people there. 
I really wish their good luck on the next step :) 

- Peace out.

2011/05/26

地元 / old memories

地元、千葉の病院で、中学時代の同級生に会った。
突然呼び止められ振り返ったものの、今ひとつピンとこない。戸惑っている私に、「カチュウだよね?」。うなずくと、さらに「バレー部だよね?」。はい。でも、彼女の名前を聞いても思い出せない。。。
う〜ん、、同じ学年に居ただけならまだしも、同じ部活の子を覚えてないなんて、結構ショック。でも覚えてもらえてない彼女はもっとショックだよな。
「全然変ってないからすぐ分かった〜」と言われて、申し訳ないと思いつつも、「ごめん、思い出せない」というしか無い私。「ベビーブームでクラス多かったしね〜」(ひと学年10クラスあった)なんてフォローしてくれる彼女に、「家帰ったらアルバム見てみるね」と伝え、その場は退散。
家帰ってアルバム見てようやく思い出した。ちょっとだけほっとした。次に会ったら伝えよう。
20年前とはいえ、記憶力は割とある方だと思っていたのに。。。。本当にごめん。

そういえば5、6年前にたまたま行った飲み会で、やはり「カチュウっすよね?」と言われ、1学年下の同じ中学出身の男の子に会った。場所は渋谷で、飲み会のメンバーも千葉は全く関係ない。遊んだ覚えは無いけど、共通の男友達も居て、同じ町内会だった。この時も頭の中は「????」

私はそんなに変ってないのだろうか。 


20歳で千葉を離れてずいぶん経つ。今は東京に住んで10年近く。地元の友達とはほとんど縁が薄くなってしまい、実家に帰っても、親に会うくらい。高校で仲の良かった友達も東京に出て来ている子が多いので地元で会う事は皆無。中学時代の友達とは全く付き合いが無い。
.....そんな訳で、中学時代の思い出も少し薄い...のかな。という事にしよう。
次に誰かに会ったら、自分から先に気づけるようになりたいなー。。。

"hey"
The girl stopped me on the hallway at the hospital of my hometown, Chiba.
As I stopped and looked her, she goes "hey, did you graduate from XXX(Jr high name) ? We were in the same grade! "   humm...  I could not remember her at all, but she kept going "We were even in the same Volleyball team! You haven't changed!"
Even then, I could not recall her at all.
I was shocked for not remembering her though we were in the same club team...
I would guess that she was more shocked than I was.....
I felt really bad, but I could not bullshit with her, so I told her that I don't remember. 
She was nice enough to say that we had many students in our grade (400 students) to remember each student, so I told her that I would check our year book and left.  
I checked the year book at home, and now I remember her.
Though it's been over 20 years, I thought I had good memory with many things....

5,6 years ago, I met this guy at the random party.  When he saw me, he went "Did you graduate from XXX (jr. high name)?  You must be a year older than I am."   The party was held in Tokyo and had no relation with our home town, Chiba.   He said he recognized my face from the old times.  As we talked, I found out that our houses are really close and we had some mutual friends when we were kids.   Even then, I could not remember any contacts with him.   I felt bad then. 

Do I look really the same as 20 years ago...??

It's been a long long time since I left my home town at age 20, and now I live in Tokyo close to 10 years.   
I only see my mom whenever I go back to Chiba.  Most of my close friends from home town live in Tokyo as well, so I never see them in the home town.  Or, I am not close to any of the friends from Jr. High school.

Well,, that might be the excuse for not having memory from Jr. high...   Well... I'm sorry anyway...

2011/05/19

新作 - new works

個展の前に新作がいくつか出来たのでご紹介です。
Let me introduce some of my new works as below.

pocket-full of love and peace / ブロンズ bronze


ペンダントヘッド pendant - 真鍮 brass

ペンダントヘッド pendant - 真鍮 brass

ペンダントヘッド pendant - 上/真鍮brass(upper) 下/シルバーsilver(lower)

flower - 銅  金メッキ(イエローゴールド、ピンクゴールド)銀メッキ / Copper, Gold and Silver plated


candle holder - 銅 copper